腰痛に対する施術者の選び方(愚痴あり)

ここ数日育児で激しい腰痛に襲われ、腰が曲がり、坐骨神経痛症状で不眠状態でした。
そもそも、学生時代から腰痛持ちで、2-3年に一度は強い坐骨神経痛で整体や鍼に数カ月通い、なんとか治していました。
結局、今回整形外科で重症の腰椎椎間板ヘルニアと診断され、切除手術を受け、リハビリ中です。
育児は、母や急遽駆けつけてくれた夫に任せ、治療に専念できており感謝しています。

病院受診前に、里帰りしている地元で評判の良い鍼治療を受けようとしていた矢先、家族の知り合いの整体師の方を紹介され、施術されました。

その方、人としては良い方で、私の施術中に赤ちゃんをあやしたり、色々な話をして気を紛らわせてくれました。そこは感謝。

しかし、プロとしてどうなの？と思った発言が多々。
身体の状態も見ずに、問診だけで決めつけて
「産後の筋力低下で腰が曲がってるだけだ」と言われました。あとは、以下のような他者他業種批判や決めつけが沢山。
「同業者に相談したが、この症状だと確実に骨折してる」
「整形外科に行ってもコルセットつけて安静にする指示しか出ないし、無駄」
「鍼は痛いから嫌い」
「私は10年仕事してるけど、2回で治せなかったのはあなたが初めて」
家族の紹介だから気は使いましたが、内心この人無理だと思いました。
施術が長すぎて、脚全体が激痛で、立ち上がることも出来なくなっても「痛いと思ってるから痛いの、立てる」と精神論。終いには「もっと早く来てもらえれば治せた」と言い訳。

で、結局2回施術で全く改善せず、3回目(その人と同じ流派の整体師)の施術前に、直感で病院に行ったらヘルニアの診断で、これからの生活を考えて即入院。骨なんて一箇所も折れてないし。

ヘルニアだったことをその整体師に報告し、3回目の施術をキャンセルしたら、「ヘルニアだからあの姿勢は楽だったんですね」とか「治るから気長に待ちましょう」とか返事が。はー、気楽なもんだねと思いました。

私がこれまで施術を受けて良かったのは、断然鍼灸師と柔道整復師を持っている方で、現場経験と学会などの参加に積極的で、患者の負荷を減らすべく保険適用にし、治ったら来なくて大丈夫、と言って下さりました。

結婚して住んでいる地域にも偶然、某大学の駅伝部の部員御用達で、オリンピックのトレーナーとして参加しており、国立大学病院の鍼灸部門の講師もされている方が、鍼灸院を開業しています。
妊娠中期にまた坐骨神経痛症状が出て、治せないしょぼい鍼灸院をキャンセルし、その方の鍼灸院に行きました。
その鍼灸師の先生は、脚の上がる角度を測定し、真っ先にヘルニア症状と見抜き、医師への同意書提出と保険適用を提案して下さりました。この対応は、色々な鍼灸院と整骨院を回って初めてでした。
初回も何故か学割価格(35歳社会人なのに)を適用し2000円弱、その後は医師の承諾も無事に得て保険適用で1回500円以下で、計3回の施術で歩くのが苦痛なほどの坐骨神経痛症状は、ほぼ消失。

結婚前に住んでいた地域でも、オリンピック選考に関わるマラソン大会や、大規模な柔術大会にトレーナーで参加しており、一人でも多くの方に受けてほしいと鍼とマッサージ代は保険適用にしている鍼灸師さんがおり、やはり1回で坐骨神経痛症状は改善しました。
その方も、問診だけでなくエコーを使用したり、電気鍼治療により常に痛みがない状態にして下さりました。

なので、そこから私の信頼する基準は以下となりました。
1.スポーツ整体などで実績のある先生か
2.保険適用で、かつ少ない回数で治せる先生か
3.治らないのを患者のせいにしない先生か
HPで情報を得つつ、実際話すと本当に患者さん思いで技術がある方を選ばないと、時間の無駄です。

家族の知り合いの整体師は、1.-3.に該当せず、かつ発言のプロ意識が足りないと思います。
しかも私が効果があった鍼治療を否定。同じ流派に患者を囲い込みたいのかもしれないけど。

私が凄いと思った二人の鍼灸師さんは、キャリアは20年超ですが自慢せず、お金をなるべく取らず、正確な診断をして、少ない回数で良くしてくれました。
特に1.の実績は上手い人でないと得られないので、判断の良いポイントとなると思います。

口コミサイトは軽く参考にしつつ、実績や設備、何より施術者本人とお話して、通うかを決めるべきだと思います。

直感で病院に来て良かったと思いつつ、今後の自分の仕事の仕方にも生かせそうだと思いました。

やはり、実績や結果があり、仕事ができる人は、雑談で誤魔化さないし、相手の話を聞き、状況を正確に把握し、結果が出せないことを他責にしない。どの業界でも不変なのかもしれない。